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ウェビナー配信の一方向と双方向とは?会場の音声ミキサーは使うの?

更新日:6 日前

会場開催のセミナーやシンポジウムの配信において、ハイブリッド配信という言葉が浸透して来ました。

一言にハイブリッド配信やハイブリッド開催と言っても、大きく2つに分類されます


ウェビナー配信業者の作業アイコン

一方向配信とは?

一方向配信、またはライブ配信とは、会場やスタジオからオンラインの視聴者に対して、カメラ映像や音声、スライド資料などを一方的に配信する配信方式です。

主にYouTubeやZoomウェビナーなどが広く使用されています。

オンライン視聴者は、Q&A機能やチャットを活用し、主に質疑応答のみインタラクティブにコミュニケーションを取ります。


双方向配信とは?

双方向配信という言葉はあまり浸透していませんが、ハイブリッド開催やオンライン併用の開催など、会場だけでなくオンラインからも発言者や発表者がいる配信方式(開催方式)です。

特徴として、オンラインの発言者の音声やカメラ映像を、会場のスピーカーやスクリーンで投影する必要がある点が異なります。

そのため、YouTubeなどのライブ配信プラットフォームではなく、ZoomウェビナーやTeams、Webexなどの会議アプリのウェビナー開催方式を活用し、会場とオンライン参加者、オンライン発表者をそれぞれ適切に接続(または配信)します。

ウェビナー方式ではない場合、Web会議や研修会、グループワークなどを取り入れる場合には、ミーティング方式で権限に大きな区分をせず、自由発言とする場合もあります。


会場の音声ミキサーは必要なの?

50名以上がキャパの会議室やカンファレンスセンターなどでは、一般的な音響機材(PA機材)が設備として備わっていることが多いです。

アナログミキサー

音声ミキサーにもいくつか種類があり、貸し会議室や会社で設置されている可能性のある音声ミキサーは、以下に分類されます。


・卓上タイプ

数万円程度の机の上に置くタイプの音声ミキサーです。

代表的なものに、YAMAHAのアナログミキサーが挙げられます。

用途としては会場天井などに設置の常設スピーカーにパワーアンプ経由で繋がっていることが多く、アウトプットの端子はMAIN OUT(L/R)が埋まっていることが多いです。

そのため、Group outやAUX OUTから音声を配信用に取り出せます。

配信用の音声ミックスは、AUXが備わっている場合、ある程度の基本的なレベル調整が可能です。


多くの場合、TRS端子(バランス)であり、XLRやRCAなどの端子を備える配信機材には、適切に端子を接続、場合によりバランスからアンバランスへの変換などが必要となります。


・ラック(マウント)タイプ

音響ラック、AVラックなどと呼ばれ、会議室内のマイクやスピーカー、プロジェクター、ネットワーク端子(RJ-45型)など、設備関係が集約されていることが多いです。

フロントのコネクタパネルに、音声OUTや録音出力などと書かれている場合には、音声をケーブル(ライン)で取り出せる可能性があります。

ただし、基本的に全ての入力音声が取り出されるため、双方向配信で必要なマイナスワンや適切な配信用の音声ミックスは難しいケースがほとんどです。


代表的な音声ミキサーに、TOAやPanasonicなどが挙げられます。

ラックマウントタイプ、かつアナログミキサーという点で設備音響系のものが多い印象です。


なお、前述のフロントパネルに音声出力端子が備わっていない場合、ラックの裏側を開けて接続する必要が出てきます。

その際、設備納入および保守管理の会社は外部委託であることもあり、ラックの裏側を開ける許可を得られるかという点や、当日の準備時間で作業が間に合うかという点も考慮しなければいけません。

もちろん、完全に現状復帰が求められますので、写真や数値で記録する等、丁寧な作業が求められます。


・ポータブルアンプ

運動会や小さな集会などで見かけるグレーや白のポータブルタイプのアンプです。

2本までのワイヤレスマイクが付属していたり、RCA入力やTRS音声出力が備わっているタイプもあります。

音質というよりは、手軽に拡声する用途となります。


ポータブルアンプの付属マイクで本数が足りる場合、音声出力が備わっていれば配信にケーブル(ライン)で音声が接続できます。

なお、ポータブルアンプでは一方向配信は可能ですが、双方向配信を行うのは基本的に厳しいです。


ここまで、貸し会議室などの場所を借りるだけで付属設備として設置されている可能性のある音声ミキサーの種類を解説しました。

これ以外に、カンファレンスセンターやホール、イベント会場などでは、使用するマイク本数や会場規模が大きいことからも、多くのケースでは、多チャンネル(32チャンネル以上)のデジタル音声ミキサーと音響オペレータが対応することとなります。

大学の設備などでも同様なものがあり、設備担当者が操作したり、限定的なフェーダー操作は職員の方が担当されたりします。


ウェビナー配信業者は必要?

結論、開催規模や開催目的によりウェビナー配信業者の必要性は左右されます。


例えば、配信当日に会場で投影するスライドや登壇者のケアをしなければならないなど、配信業務に専念できない場合には、ウェビナー配信業者を検討する一つの目安と言えます。


それ以前に、そもそも配信をどうやったら良いかわからない、普段のWeb会議と似た様なイメージでできそう、という方はリスクが高く、意外なところにトラブルの落とし穴があったりします。


弊社では、業務規格の機材と備品を持ち込み、映像設備や音響設備の経験が10年以上の専門スタッフが配信業務を行うサービスをご提供しています。


会場に音響設備やインターネットがなくとも、そもそもプロジェクターやスクリーンが無いただの空間でも、弊社が会場設備と配信機材を全て持ち込みいたします。

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