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Graphics Presenterの色がおかしく接続できない場合の対応方法|Roland「GRAPHICS PRESENTER」が接続ができない場合

この記事は、Rolandのビデオスイッチャー、AVミキサーを使用している方が、GRAPHICS PRESENTERとスイッチャーを接続した際に起こる、色がおかしい、接続できない、表示されない問題を解決するための方法を記載しています。



「GRAPHICS PRESENTER」とは?

Roland社が提供するソフトウェア「GRAPHICS PRESENTER」とは、Roland製のビデオスイッチャーやAVミキサーに対し、HDMI1本で接続できるタイトルやグラフィックス生成ソフトウェアです。


従来、PNGの透過データをもつテロップ画像ファイルや、グリーンバック、ブルーバックなどを背景としたクロマキーでの合成、主に黒背景としたルミナンスキーでの合成など、お手軽なビデオスイッチャーでのテロップ合成には、映像の色や輝度などを用いたアナログな方法が主流となっていました。

そのため、ビデオスイッチャーの処理能力によっては、抜けが悪い、動きのあるものでは使えないなど、制約が多かった印象です。


GRAPHICS PRESENTERを使用することで、Roland独自のFill&key信号の技術により、HDMI1本で映像信号やFill&Keyの信号が伝達され、Roland社のV-80HDやVR-6HD、さらにV-8HDやV-160HDなどでも、タイトル合成、テロップ合成、動画の再生、スコアボードなどの高品質な合成が可能となりました。


色がおかしい?うまく合成されない?

「GRAPHICS PRESENTER」を初めて使用した際、私が困った点を踏まえ、解説いたします。


・ただ繋いだだけでは合成されない

GRAPHICS PRESENTERは、ビデオスイッチャーとPCをHDMI1本で接続する簡単なセットアップです。

しかし、ただ接続しただけでは合成されません。


・スイッチャー側でFill&KeyをONにする必要がある

GRAPHICS PRESENTERを使用するPCとビデオスイッチャーの接続は、機種ごとに異なるHDMI入力端子が決められています。

必ずRoland社のサイトで機種ページを確認し、指定されているHDMI入力端子に接続する必要があります。


・GRAPHICS PRESENTERで、ON AIRを押す

ビデオスイッチャー側でFill&KeyをONにしたのと同じく、GRAPHICS PRESENTER側でも、 ON AIRを押さないと合成されません。


・ビデオスイッチャー側で、DSKをONにする

使用方法により異なると思いますが、DSKをONにすることで合成されます。


ここまでは、セッティングの時系列ではなく、要素だけを記載しました。

ここが私が困った点で、GRAPHICS PRESENTERは接続手順、セットアップ順を間違えると、画面がピンクや緑、または暗かったり色がおかしくなります!


そもそも、接続手順やセットアップ手順が非常に重要!

GRAPHICS PRESENTERの仕組みや技術的な要件については、まだ研究中で不明な部分も多いです。

しかし、この接続手順で問題なく使用できている、という内容を記載します。


まず、Roland社の取り扱い説明書をしっかりよく読むことをおすすめします。


その上で、思い込みで接続していくと、色がおかしくなります!

現場でのセッティングでは、とりあえずPCとスイッチャーとモニターとカメラを全部繋いでから設定を開始、という事もあるかと思いますが、GRAPHICS PRESENTERは取扱説明書の手順通りに接続しましょう。


【大まかな手順】機種ごとに異なったり、最新のバージョンで異なることがあります。

ソフトウェアのインストールが完了し、スイッチャーのバージョンが最新であることを前提に解説します。

VR-6HDの場合の手順ですが、その他のビデオスイッチャーでも基本は同じだと思います。


①PCとスイッチャーが接続されていない状態で、スイッチャー側のRoland FILL+KEYをONにする

この時、PCとスイッチャーがまだ接続されていないという点が、とても重要です!


②PCとスイッチャーを接続する

指定されたHDMI端子に、PCを接続します。

この時、PCではソフトウェアを立ち上げる前であるという点が、とても重要です!


③PCのディスプレイ設定で、「表示画面を拡張する」を選択

解像度が1920×1080になっていることや、ミラーリング(画面複製)ではないことを確認してください。


④GRAPHICS PRESENTERを立ち上げる

ここまで行って初めて、つまり最後にGRAPHICS PRESENTERを立ち上げることが重要です。

取扱説明書の通り、ではあるのですが、接続手順がかなりシビアに設計されているようです。


⑤GRAPHICS PRESENTERでON AIRにしたり、スイッチャーのDSKをONにする

あとは使用勝手や用途によりますが、ソフトウェアでON AIRを押すことでスイッチャー側に出力され、DSKで合成、またはスイッチングで該当の映像を選択するなど、可能となります。


それでも色味や明るさなどが解決しない場合

GRAPHICS PRESENTERの使用にあたっては、指定されたスペックのWindows PCや、ビデオスイッチャー側のSystem programが必要です。

前提をよく振り返って確認し、もしPCの要件などが異なる場合、他のPCで試してみることをおすすめします。


なお、私の環境では指定されているGPUやCPUではないですが、使用できています。

OS以外の部分の要件はそれなりに汎用性が高いようです。

安全を考えれば、当然指定されたシステム要件を遵守することが求められます。


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