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Zoomウェビナーでスイッチャーの映像を高画質に配信する方法「第2カメラを画面共有」

スイッチャーの映像を最も高画質に会議アプリで配信する方法を解説

Blackmagic DesignのATEM miniシリーズや、RolandのUVC-01やV-02HD MK2などでPCに取り込んだWebカメラ映像を、ZoomウェビナーやZoomミーティング、Cisco WebEX、Teamsなどの会議アプリで高画質にライブ配信する方法が分かります。


PCにスイッチャーやカメラ映像をUSBで取り込む

民生機として一般の方に広く普及したATEM miniシリーズや、各種ビデオスイッチャーで切り替えやワイプなどの映像構成を作ったのち、Zoomウェビナーなどの会議アプリで映像を配信するためには、UVC(USB Video Class)としてPCにWebカメラの映像として認識させて取り込む方法が一般的です。


手軽にUSBケーブルで映像が取り込めるため、接続して映像が出たことで一安心かと思いきや、実際に配信してみると視聴者の環境によって画質が低かったり、カクカクしたと言われたことはありませんか?


USBの接続はPCに直結が基本

音声の取り込みであれば、ビットレートは低いため、USB 2.0など低速度の接続でも問題ありません。

マウスなどと一緒に、USBハブなどを使用して接続することも大きなトラブルは無いと考えられます。


しかし、映像データは情報量が多いことや、USB機器としては消費電力も一定はケアする必要があります。

USBハブを使用したり、USBタイプAやタイプCの変換コネクタを使用している場合など、最初は映像が映っていても情報量の変化で急に途切れたり、接続が解除されて再接続するまで映らないということもあります。


必ず、スイッチャー等とPCはUSBケーブル1本で直結が基本です。


会議アプリは主に2つの映像配信方法がある

ビデオスイッチャーを使用したライブ配信方法では、一般的にZoomのビデオ機能でATEM miniなどをWebカメラとして認識させて配信する方法が主流になっています。


しかし、Zoom等の会議アプリでは、以下のような映像の仕組みとなっています。

ビデオ(カメラ)=滑らかだが、画質が低い

画面共有=高画質だが、フレームレートが低い場合がある


トラブルなく会議が進行することを主な目的としているため、限られたリソース(通信帯域)の中で、それぞれの映像の目的によって、情報量に占める画質・滑らかさが異なり、また、取り込んだ映像によって可変(変化する)になっています。


スイッチャー映像の画面共有のみでウェビナーを開催

スイッチャー機材でカメラや資料をワイプやピクチャーインピクチャーで構成した場合、既にその映像がプログラム映像(PGM)であるため、会議アプリで高画質に流したい場合、画面共有に流すことが可能です。


会議アプリ内のビデオの部分は非表示となり、YouTubeのように1つの映像のみを視聴者の画面に見せることができるため、非常にすっきりとした見た目で視聴いただけます。


画面共有は、資料以外にも外部のスイッチャーから取り込んだ映像を流すことができます。

多くの会議アプリでは、画面共有の選択肢の中に、「詳細」タブから「第2カメラのコンテンツ」や「外部カメラ」が選べます。


特に、スイッチャーで資料PCを既に取り込んでいる場合や、人物の動きが激しく無い場合にはおすすめです。

文字がぼやけることもなく、ハイビジョン〜フルハイビジョンの画質で配信されます。


なお、音声はマイク(スイッチャー機材)からのUSB入力とし、PC音声の共有は行いません。


Teamsでは開催方法により選択できない

アップデートや仕様変更により異なりますが、Teamsでは開催方法により、外部取り込み映像を画面共有できないことを確認しています。

事前に必ずテストを行い、USBで取り込んだ映像を画面共有に流せるか、確認してみてください。


動きが多い場合には、「ビデオに最適化」を併用する

スポーツや演奏会など、資料を中心としないライブ配信でも、スイッチャー映像の画面共有は有効です。

その場合には、やや滑らかさを優先するため、例えばZoomウェビナーであれば、画面共有時に「ビデオに最適化」にチェックマークを入れます。


MacとWindowsでの違い、注意点

弊社はMacでZoomウェビナーの配信を行いますが、Windowsの方は特に注意点があります。

例えば、USBで取り込んでいるATEM miniやRolandのビデオスイッチャーの映像は、ビデオ設定で分かるように、いくつか認識しているWebカメラの一つとして表示されます。

つまり、第2カメラのコンテンツを共有する際、最初に内蔵Webカメラが選択されることがあります。


その場合、左上などに「カメラの切り替え」というボタンが表示されますので、順にカメラソース(Webカメラ)を切り替えることができます。


注意点は、Macであれば、一度選択したら次の画面共有でも同じカメラが選択されますが、Windowsでは、初期値の内蔵カメラ等に戻ってしまう場合がある点です。


対策として、Windowsのデバイス設定に行き、ウェビナー中だけは内蔵カメラやその他の認識されているカメラをオフにすることができます。

PCに対して、ATEM miniやRolandのビデオスイッチャーのみが認識されている状態を作ることで、初期値が内蔵カメラではなくなります。

なお、通常のミーティングなどで慌てないよう、ウェビナーが終わったら戻しておくのが良いでしょう。


技術メモ

※Rolandのビデオスイッチャーと記載している点については、実際にはV-1HD PlusやV-8HDなど、UVCではなくPGM OUTがHDMIのみの場合、UVC-01などのエンコーダを使用することを前提としています。(AVミキサーのVR-6HD等はUSB タイプCで直結可能)


※WindowsでタイプAでUVC-01などを接続していると、稀にデータ通信量の可変(増)により、USB認識が一時外れる現象があります。Macでは未確認。



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