セミナーやシンポジウム、学会、講演会など、リアル来場者のいる開催でライブ配信を併用したいと思っている方に、ライブ配信代行業者のサービス内容をご紹介します。
ライブ配信代行業者とは?
貸し会議室やイベント会場、ホール、会社などに出張し、会場で開催されているセミナーやシンポジウム、学会、講演会などを、ZoomやYouTubeなどのライブ配信プラットフォームに配信する業者のことです。
ライブ配信代行業者のサービス内容は?
多くのライブ配信代行業者は、会場に出張し、撮影機材やビデオスイッチャー、音声ミキサー、PCなどを持ち込み、会場で行われているセミナーや講演などをライブ配信してくれます。
注意点としては、集客や告知、収益化、チラシ作成、会員管理、参加者集計などの事務や広告代理業務は含まないことが多く、ライブ配信というテクニカル(技術的)な部分の業務を中心としています。
ライブ配信代行業者はどんな会社が多い?
インターネットやZoomなどの会議アプリ(ツール)の普及に伴い、ここ数年で急増した業種がライブ配信代行業者・配信運営業者です。
これまでも、さまざまなプラットフォームへの映像配信事業は制作会社や技術会社が存在してきましたが、より一般的な企業や自治体、官公庁が業務委託として依頼するようになったのは、ここ数年の現象といえます。
そのため、様々な関連業態から派生したライブ配信代行業者が多く存在しています。
1、映像制作会社
映像制作会社は、映像の撮影や構成に強く、特に撮影機材のレベルが高いことが特徴です。
一方、パワーポイントやZoomなどの会議アプリについては、一般の企業が使い出した時期と変わらないことも多いです。
事務的・ビジネスシーンにおいてのサービスよりは、より良い映像の撮影を求める傾向にあります。
2、音響会社
音響会社は、ライブ配信が行われる会議室やホールなど、施設に常駐していることがあり、関連サービスとしてライブ配信代行業務を行なっていることがあります。
特に音声ミキサーでは、会場のスピーカーシステムで拡声する音声と、ライブ配信で視聴者に届ける音声のミックスを個別に調整する必要があり、音声に強いと言えます。
また、映像機材も音声機材と関連性があることから、ある程度の映像撮影までであれば対応できる人材が多くいると考えられます。
ホテル常駐やホール常駐の音響オペレーターさんであれば、記者会見やセミナーなどの開催に慣れていることもあり、ある程度のPC接続や投影業務の知見があることから、大きなトラブルにはならないでしょう。
3、フリーランス(カメラマン・Web関係・IT関係)
昨今のビデオスイッチャーや音声ミキサーは、低価格でも必要な機能が揃っていることが多く、一人で業務を行っているフリーランスでも小規模なライブ配信を行なっていることがあります。
高価な機材や重量のある備品はあまり持ち込めない傾向にあり、特に車両での運搬をしない範囲でキャリーバック等で対応しているケースもあります。
低価格で小規模な配信に向いていると言えます。
餅は餅屋?
映像制作会社、音響会社、フリーランス、その他の業種でライブ配信代行サービスを提供している場合、基本的にはメインとなる業務の追加商品として設計をしている場合が多いです。
価格とサービスが見合っていれば問題ありませんが、いずれもライブ配信代行サービスに絞った運営をしている訳ではないため、一定の無駄やコスト感のずれが発生することがあります。
現在では、ライブ配信代行・ハイブリッド配信専門の会社も存在しているため、ノウハウやリソースの違いという面で、その会社の主な業種が何であるかを検討材料の一つにするのがおすすめです。
会議アプリも日々アップデートや仕様変更が発生するため、研究量の違いやサービスの質の細かさの面で、意外と差が出てきている業種がライブ配信代行と言えます。
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